初心者必見! 林道ツーリングに準備したいもの
今回は林道ツーリングに準備したいものというテーマでお届けします。 林道に行くにはどういう装備を揃えるべきか?どんな意味があるのか? そうした疑問お答えするのがこの記事です。 旅をするのがツーリング 本来はバイクに限らず使う言葉「ツーリング」という言葉はバイク乗りの間では自然と「バイクで旅をする」意味で使われており、もはやそこに違和感を感じることはありません。しかししっかりと言葉の意味を調べてみると「Tour(ツアー)」の現在進行形「〜ing」で、「旅をすること」という意味になります。つまり、本来は車や電車、バスなどでも「ツーリング」と言うはずなのです。 ここで大切なのは「旅」と言う要素。つまり、バイクに乗って移動するだけでは「ツーリング」ではないのです。例えば通学や通勤をはじめ、近所の買い物の足にバイクを使っても、それは「ツーリング」とは呼べません。「ツーリング」にもさまざまな種類がある一言で「ツーリング」と言っても様々に派生しています。例えば一人でするツーリングを「ソロツーリング」。複数人でするツーリングを「マスツーリング」と言います。また、半日くらいで帰宅するような距離の短いものを「ショートツーリング」、高速道路を使って丸一日かけて県外まで行くようなものを「ロングツーリング」、さらにタンデムで行えば「タンデムツーリング」というようになります。もちろん目的は「旅」ですから、多くの場合は観光地などを目指して走ることになります。海や山、湖など自然豊かな場所を目的地に設定し、普段の生活では出会えないような素晴らしい景色を見て、疲れを癒すことが多いでしょう。中には途中で日を跨ぎ、ホテルや旅館、もしくはキャンプ場などで宿泊することも。これは「一泊ツーリング」などと呼ばれます。さらにもっと長い期間をかけて旅をする場合には「日本一周ツーリング」といったような事例もありますね。そして林道をメインに走る場合には「林道ツーリング」ということになります。主にオフロードバイクを使うことが多いですが、アドベンチャーバイクや、カブなどでも楽しむことができるんです。 林道ツーリングに必要なものを一挙紹介!林道ツーリングに持っていきたいアイテム10選まず最初に、林道ツーリングをするために絶対に必要なアイテムや、持っていくと良いものをいくつか紹介しましょう。 オフロードヘルメットバイクの車種によってさまざまな形状のヘルメットが発売されています。例えばスピードの出るスポーツタイプや大型バイクにはフルフェイス、スクーターや原付モデルにはジェットタイプ、そしてオフロードバイクにはオフロードヘルメットがあります。フルフェイスやジェットヘルメットで林道ツーリングができないわけではありませんが、オフロードヘルメットは当然、オフロードを走るのに適した形状をしています。頭頂部から長く伸びたバイザーは前を走るバイクから飛んでくる泥や石、さらには日差しを防ぐ役目がありますし、シールドではなくゴーグルを使うのは息を切らしても曇らないようにするため、そして口の部分が張り出しているのは口に空気を取り込みやすくするためなど、ちゃんと意味があるのです。なお、オフロードヘルメットは競技専用品も多く作られていますので、購入前にしっかりと規格をチェックし、公道走行が可能なものを選びましょう。「SG規格適合」と書かれていれば大丈夫です。息切れするような激しいライディングはしないよ、という方にはシールドタイプのオフロードヘルメットもラインナップされています。[card_p : product_id=27721][card_p : product_id=31766]ゴーグルシールドなしのオフロードヘルメットでは、必ずゴーグルも装着しましょう。ゴーグルをしなかったことで枝や石があたり、失明してしまうケースもあります。オフロードバイクのゴーグルは通気性の高さやレンズの曇りにくさ、フィット感などを考慮して作られています。また、ヘルメットの上から装着するため、ゴムバンドの内側にシリコンが配置され、ゴーグルがズレないように滑り止めの役目を持っていたりします。また、鼻を保護するノーズガードも付いていたりもします。ゴーグルのレンズにも種類がたくさんあります。透明なレンズ、曇りにくいダブルレンズ、紫外線や強い日差しをカットするミラーレンズなど、色々なゴーグルを使ってみて気に入ったものを見つけましょう。[card_p : product_id=31965][card_p : product_id=29577] 操作性に優れたオフロードグローブグローブもオンロードツーリング用のプロテクターがついたものや、冬用の温かいもの、オフロード用の操作性に優れたものなどさまざまな種類があります。 一般的にオフロード用のグローブは薄手でプロテクションもほとんどありませんが、これは何よりも繊細なアクセルワークやレバー操作を可能にすることで、転倒のリスクを軽減するためなのです。林道ツーリングに使用される多くのオフロードバイクにはハンドガードが装着されているため、少ないプロテクションでも安心してツーリングが楽しめます。 また、冬季でも林道ツーリングでは汗をかく場合が多いです。朝、出発するときに寒いからといって冬用の厚手のグローブしか持たずに林道ツーリングに出発すると、あまりの操作性の悪さと暑さに辟易してしまうでしょう。 [card_p : product_id=29585] くるぶしまでしっかりカバーするブーツ林道で最も怪我を負う確率が高いのが足です。転倒した時にバイクの下敷きになったり、前走車が弾いた石が飛んできて当たったり。そのため、林道ツーリングに行く時には必ずくるぶしまでしっかり覆ってくれるブーツを選びましょう。 膝下までフォローしてくれるオフロードブーツを用意するのがベストですが、その中にはモトクロスブーツ、エンデューロブーツ、トライアルブーツなど種類があります。モトクロスブーツはプロテクション性能はピカイチですが、バイクを降りて歩くことが多いツーリングの場合は動きやすさに重点を置いたエンデューロブーツかトライアルブーツもオススメです。また、サイズが合わなかったりすると靴擦れの原因になりますので、可能であれば実際に試着してから購入するようにしましょう。また、膝のプロテクターがブーツと干渉することが多いため、膝プロテクターを装着した上で試着することを強くオススメします。 [card_p : product_id=33238] [card_p : product_id=15612] オフロードジャージかジャケットか林道ツーリングに最適なのは、オフロード用やアドベンチャー用として販売されているライディングジャケットです。オンロードのジャケットに比べ、動きやすさや通気性に優れており、林道での激しいアクションにも対応してくれます。 モトクロスなどレーストラックで使用されるオフロードジャージを使う人もいますが、ポケットなどの収納は無いため、別途ウエストバッグやバックパックで対応が必要です。パンツは特に重要です。動きやすさはもちろん、オフロードにおける機能性が詰まっているので専用のライディングパンツを用意すると良いでしょう。シートとのグリップや、プロテクターとの相性など専用品だからこそ優れているポイントが沢山あります。また、一部のモデルでは裾が広がりオフロードブーツをカバーすることができるのも特徴ですね。ジャケットもパンツも、中にプロテクターを装着することを考慮してサイズを選んでみてください。先にプロテクターを入手済みの場合は、装着して試着してみることも大切です。[card_p : product_id=31134][card_p : product_id=31847]命を守るプロテクターは必須林道では岩や枝など、予期せぬ障害物があります。壁から木が真横に生えているような場所も沢山あります。また、複数でオフロードを走行していると、全走車からの飛び石というものもあります。つまり、転ばなくても胸部は守っておかないと危険ということですね。モトクロスやエンデューロ用のプロテクターは動きやすさと通気性を最大限に確保しつつ、しっかりと胸部と背中を守ってくれるので安心です。プロテクターの実物を見るともしかしたら「そんな大袈裟な……」と思うかもしれません。しかし、過去にはヘルメットも着用義務がなかった時代があったのです。それが今ではヘルメットは着用するのが当たり前ですよね。胸部、背部、肘、膝のプロテクターもヘルメットと同様に、ライダーの身体を守ってくれる大切な装備です。[card_p : product_id=29697][card_p : product_id=28200][card_p : product_id=29662][card_p : product_id=29666]レインウェア・防寒具林道に限らずツーリングに必須なアイテムと言えばレインウェアです。今日は晴れ予報だからいいや、などと省略してしまうと、急な通り雨に立ち往生などということも。また、例え雨が降らなくても帰りが遅くなってしまうと、気温が下がり寒くなる場合があります。レインウェアはそんな時の防寒具としても有効です。もちろん、防寒具も別にちゃんと持っていればベストですが、荷物は少ない方がいいですよね。[card_p : product_id=24151][card_p : product_id=26800]最低限の工具類は必須林道ではさまざまなトラブルが起こります。ロードツーリングに比べるとどうしても転倒のリスクはありますし、道が荒れているのでパンクもするかもしれません。そうなった時にある程度のことは自力で対処できる装備を持っていきましょう。まずは自分のバイクで使用する基本的なレンチやヘックスといった工具類。パンク修理まで視野に入れるのであれば、リアタイヤのアクスルシャフトを外すことができる大きいサイズのものや、タイヤレバー、予備のチューブも用意しておければ、万全ですね。また、応急処置に便利なタイラップ(結束バンド)も必需品です。さらにオフロードでは、タイヤの空気圧を落とすことでグリップを増やすことができます。携帯タイプの空気入れやエアゲージを持っていくことで、よりツーリングを楽しむことができるでしょう。[card_p : product_id=24945][card_p : product_id=31302][card_p : product_id=25338]バッグはバイクにしっかり固定できるか、身体に身につけるものをツーリングで重いバッグを身体に背負うと疲労の原因になってしまいます。できれば背中のバッグは軽量な衣服や食料、貴重品などだけにして、工具などの重いものは車体に取り付けるバッグに収納したいところです。しかしながら、アドベンチャーバイクやカブなら荷物の積載も簡単ですが、小排気量のオフロードバイクに荷物を積載する時にはちょっと工夫が必要。ツーリングネットなどで無理矢理にリアフェンダーに荷物を積載しても、不安定でトラブルの原因になってしまいます。このような場合は、オフロードバイクにも安定して積載できるように設計されている商品を使うと良いです。簡単に積載が出来ますし、ライディングも快適になるでしょう。また、やむを得ず身体にバッグを身に着けて走る場合も、オフロード用のウエストバッグなど、オフロード走行を考慮したものを選ぶとバタつきやズレが最小限に抑えられます。[card_p : product_id=33413][card_p : product_id=30583]備えあれば憂いなし、持っていきたいアイテム上記の必需品の他、出来れば持っておきたいのは水と食料です。例え食事はお店で済ます予定でルートを考えていたとしても、林道では思わぬトラブルが発生するものです。通行止めで遠回りを強いられたり、バイクのトラブルで修理に時間がかかったり、ガス欠なんてこともあるかも知れません。最悪、山の中で一夜を明かすことになっても大丈夫なくらいの準備があっても良いかもしれません。携帯する食糧ですが、賞味期限が短くかさばるパンやおにぎりなどではなく、チョコレート菓子や栄養食など、スペースを取らない割にカロリーの高いものが良いでしょう。まとめというわけで今回は林道ツーリングに準備したいものというテーマでお送りました。林道という場所は携帯電話の電波が繋がらなかったり、JAFや救急車が入ってこれなかったりと不測の事態が発生した際に容易に助けを呼べない場合があります。そんなことにならないためにも、しっかり安全を確保して出かけましょう。
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