リヤホイール18インチ化のメリット・デメリットとは。リム組みをこなして18インチにコンバートしよう
- リヤホイール18インチ化とは
- ホイールサイズの変更
- タイヤの厚みが増すとどんなメリットがあるのか?
- ガミータイヤ
- 車のタイヤと理屈は同じ
- 18インチのデメリット
- 裏を返せば19インチのメリット
- トレールバイクはどうして18インチなの?
- エンデューロなら18インチかなぁ
- 昔は純正部品をかき集めていたけど・・・
- 18インチに組み替えてみよう
リヤホイール18インチ化とは
AR1ホイールキット リヤ
販売価格(税込)¥58,080 ~ ¥66,880
R50リムとアステライトハブを組み合わせたレーシングスペックコンプリートホイールキット。競技車両の純正サイズだけでなく、モトクロッサーをエンデューロマシン化する際に効果的な18インチもラインナップ。<
ホイールサイズの変更
モトクロッサーでエンデューロに出る際に、
リヤホイールを純正の19インチから18インチに変更するというカスタムは
定番メニューの一つですが、どうして18インチにするのでしょう?
もしくは、YZ250FXのようなエンデューロマシンはどうして18インチなのでしょうか。
今更聞けない疑問シリーズ、今日はその疑問にお答えします。
こちらをご覧ください。
19インチのタイヤと18インチのタイヤを並べたの図です。
扁平率が多少異なるのでイコールではありませんが、外径はどちらも大体同じです。
つまり、18インチ化というのはホイールこそ小さくなりますが、車輪全体の外径はほぼ変わらないということ。
もっとわかりやすく言えば、タイヤの厚みが増すということですね。
タイヤの厚みが増すとどんなメリットがあるのか?
それは、タイヤが変形しやすくなるので空気を抜いてグリップを高めやすくなるということ。
19インチでは空気圧は低くしても0.5kpa程度が限度ですが、
18インチなら0.2kpaや0.3kpaでも全然OK。(ビードストッパーが必須ですよ)
リムロック
販売価格(税込)¥1,129 ~ ¥1,881 5%OFF
低圧走行時にタイヤとリムのズレを防止。錆びに強いステンレスボルトを使用。オフロード走行の必需品。
ビードストッパー
販売価格(税込)¥880 ~ ¥2,672
低圧走行時にタイヤとリムのズレによるトラブルを防止する。メタルタイプ
ここまで空気圧を落とすとタイヤもグニグニと変形します。
良い意味で剛性が低くなるわけですね。
このおかげでガレ場や丸太などの障害物やギャップに弾かれにくくなります。
19インチでは路面を引っ掻きながら進むのに対し、18インチでは路面を掴むようにグリップするということ。
ガミータイヤ
この動画のタイヤはIRCのVE33-S GEKKOTAというタイヤですが、
これは18インチを中心に展開しているガミータイヤというものです。
極端に柔らかいゴムを使用することで、18インチタイヤの変形しやすさを最大限に活かし、
ガレ場や丸太・木の根などに非常に強い特性を持っています。
現在のハード系エンデューロの主流ですね。
車のタイヤと理屈は同じ
車でも同じです。
スポーツカーは多少乗り心地がハードでも、剛性を求めてタイヤの厚みが薄いタイヤを履いていますが(モトクロッサー)
一般乗用車は攻める前提では無いので乗り心地を考慮して厚みのあるタイヤを履いていると思います。(エンデューロ)
18インチのデメリット
裏を返せば19インチのメリット
18インチのメリットは上記のようなお話となりますが、
デメリットはどんなことがあるでしょう。
第一に、剛性の低さ故にハイスピードではタイヤのヨレが邪魔になる、ということ。
ハイスピードでコーナーを攻めると、タイヤがヨレることで踏ん張りが足らず、推進力が逃げてしまうことがあります。
逆に言えば、19インチの方がハイスピードでの推進力は高いということ。
そしてもう一つは重量面。幅や扁平率もあるので一概には言えませんが、
基本的にホイールよりはタイヤの方が重いため、タイヤに厚みのある18インチは重くなりがちです。
トレールバイクはどうして18インチなの?
これは、トレールバイクの多くがエンデューロマシンの派生であったためです。
KDX200は19インチでしたけどね。
XR250RとXR250の関係などがその例です。エンデューロベースであれば18インチということ。
また、林道ツーリングを想定していることを考慮しても、18インチが最適と言えますね。
エンデューロなら18インチかなぁ
そんなわけで今回は18インチ化のメリットとデメリットのお話をさせて頂きました。
19インチと18インチ、それぞれに特性があるわけですが、昨今のエンデューロのコース難易度が
高めに設定されていることを考えると、18インチの方が無難かな、と思います。
WEXなどでコース設定がハイスピード寄りなら19インチが優位になる場面も出てくるでしょう。
モトクロッサーでこうしたレースに出る際には、
基本的には18インチにコンバートしておくのがおススメです。
昔は純正部品をかき集めていたけど・・・
ZETAからコンプリートホイールはもちろん、純正ホイールを分解して組み立てるキットが販売されているので、
これらを使用して18インチ化が可能です。
昔はエンデューロマシンの純正部品を流用していましたが、今は随分入手が楽になりました。
AR1ホイールキット リヤ
販売価格(税込)¥58,080 ~ ¥66,880
R50リムとアステライトハブを組み合わせたレーシングスペックコンプリートホイールキット。競技車両の純正サイズだけでなく、モトクロッサーをエンデューロマシン化する際に効果的な18インチもラインナップ。<
リムセット インチコンバージョン リヤ
販売価格(税込)¥29,700 ~ ¥38,500
ホイールリムのリフレッシュに最適なリム・スポーク・ニップルをまとめた3点セット。ホイール組みをするうえで、中古のスポーク/ニップルは変形やネジの消耗でリムの振れ取りが困難なため、スポーク/ニップルの同時交換が基本。リムセットは交換に必要なパーツをセットにすることで、わずらわしいパーツ選択も不要。純正
18インチに組み替えてみよう
それでは実際にホイールを19インチから18インチにリム組みをしてみます。
動画でスポークの組み立て方から、ニップルを調整しての振れ取りまで解説しておりますので、
皆様も是非、挑戦してみて下さい。覚えておいて損はないですよ~
必要な工具はコチラです↓
PROスポークレンチ
販売価格(税込)¥2,404 5%OFF
様々な車種に対応する8種類のサイズを揃えた画期的なスポークレンチ。シャフト1本でいろいろな組み合わせが可能。シャフトはアルミ削りだし加工しており、握りやすく扱いやすい形状。複数のバイクを所有している人でもコレ1本でOK!ビットサイズ:5.6/5.8/6.0/6.2/6.4/6.6/6.8/7.0mm
スポークレンチ
販売価格(税込)¥550 ~ ¥1,045 5%OFF
前後ホイールで異なるニップルサイズにも一本で対応し、ニップルに合わせた使いやすいサイズに設計。6mm厚 スチール材を高精度にワイヤーカットで切り出し、高負荷をかけてもなめにくい。Z-WHEEL製アルミニップルやEXCEL製スプラインニップルにも対応する6種類をラインナップ。
ジャイロスタンド2
販売価格(税込)¥14,421 5%OFF