IA河西、アメリカ修行へ!!【練習編】

- アメリカと日本のコースの違い
- グレンヘレンレースウェイ
- 練習内容
- カヒーラクリークモトクロス
- 練習内容
- フォックスレースウェイ
- 練習内容
- アメリカの草レースに挑戦!!
- SATURDAY MX Winter Series
- SWAPMOTO RACE SERIES
- まとめ
- 走行動画
こんにちは!
ダープラオンラインストアのスタッフ河西です。2025年1月24日~2月7日にかけて、モトクロスライダーなら誰もが夢見るアメリカへ修行に行ってきました!!
今回は練習編をお届けします!
【出国前編コラムはこちら】
アメリカと日本のコースの違い
一番の違いはやっぱり大きさ。
アメリカのコースにはメイントラックとベットトラック(初心者向け)というものが存在しています。
ちなみに上の画像はカヒーラのベットトラック。全日本選手権が開催されるコースより大きいです(笑)
もちろんメイントラックはもっと大きく、グレンヘレンでは450で5速全開のストレートや、時速約100kmで飛ぶテーブルトップなど恐怖心からの腕上がりに悩まされました。
(走行動画をGoProで撮影しましたが、まさかのトラブルで再生できませんでした、、、)
営業時間は朝9時ごろにオープン、昼の2時頃にクローズするコースがほとんどで、曜日によっては夜の4時から9時までナイター営業しているコースもありました!
走行料金はバイク1台につき$35~40でした。
ダープラオンラインスタッフ河西による走行動画はこちら!!
ここからは各コースを紹介していきます!
グレンヘレンレースウェイ
グレンヘレンは、アメリカで一番有名なコースと言っても過言ではありません!
個人的には、めちゃくちゃデカい名阪スポーツランドで、アップダウンはSUGOの倍といった印象を受けました。
450で5速に入るホームストレートや、時速100km出る下りからテーブルトップなど、まさに『FEEL THE SPEED!!』でした!
最後にグレンヘレン名物の看板の前で写真を撮りました! 夢が一つかなった(笑)
やはり設備も超充実。
観客席は常設、歴代のMXチャンプの名前が彫られた道路や、AMAが開催するコースまでの距離を書いた看板など、練習の休憩中も歩き回って見ていました(笑)
練習内容
僕はビビりな性格なので、グレンヘレンは恐怖に勝つ練習にぴったりなコースでした。
なので
・とにかく攻める!
・でもフォームは崩さない。
を意識した30分ヒートを繰り返しました。
時速100kmを超える下りやギャップで常に腕上がり状態でしたが、スピードに目が慣れ、自信もつきました。
何よりスピードに対する恐怖が減り、体を動かせるようになったことが収穫でした。
カヒーラクリークモトクロス
グレンヘレンやパラに比べると認知度はそこまでのコースですが、カヒーラもめちゃくちゃデカい!
冒頭で書いた通り、ベットトラックでも全日本が開催できるほどでした。
僕はカヒーラが一番好きでした!
安全で大きいジャンプや、テクニカルな轍が楽しかったです。
見渡す限り広がる大地のなかで、レースガスの香りを嗅ぎながらデカいジャンプを飛んでいく、、、
自分は今アメリカで走っているんだ!と思いながら攻めるあの瞬間は本当に興奮しました!(笑)
Zoidphotosに写真を撮ってもらい、良い思い出になりました!
練習内容
カヒーラはグレンヘレンと比べるとハードパックで轍が深かったですが、ギャップは少なかったので、
・コーナーは車体を早めに寝かせて、早めに起こす
・減速、加速時のフォーム
を意識した30分ヒートをしました。
速いスピード域での基礎練習をする事が出来ました。
ウェーブセクションが多く、張り付く体の使い方の練習も出来ました。
フォックスレースウェイ
通称パラと呼ばれるこのコースは現在FOXが運営していて、ここ数年はAMA Pro Motocrossの開幕戦が開かれるアメリカ有数のコースです!
パラがダントツで難易度の高いコースでした。
日本のコースでは例えられない程で、午前中はかなり湿っていて轍とギャップだらけ。午後はそれが固まりハードパックに。
苦戦しました、、、
パラも設備は超充実!
なんと公園やFOXのショップが併設!
ショップの品揃えはFOX本社とほぼ変わらないほどでした!!
タイヤ交換屋さんも出店していました。
「アメリカ人はみんな面倒くさがり屋だから、ホイールをここに持ってきて交換してもらうんだ。」と現地の人が言っていました(笑)
アメリカのオフロード人口はやっぱりすごい!
練習内容
パラは最初、ギャップや轍で走るのが精一杯でした。
なのでヒート練習ではなく、
・なるべくスタンディング
・リズムよく(ラインを大きくとったり、ギャップを飛んだり)
を意識し、コースカットを繰り返して車体を操る練習をしました。
コーナー進入時のフォームや、加重抜重の体の使い方などを見直すことが出来ました。
全日本の荒れた決勝ヒートで応用できるよう日本でも叩き込みます。
アメリカの草レースに挑戦!!
なんと今回2つの草レースに参戦!
アメリカの草レースは、とにかく緩い(笑)
全員いなくても平気でスタートしちゃうし、スタート5秒前のボードすらもありません!
小さいことは気にしない。レースは真剣!でもヘルメットを脱いだらみんな超フレンドリーで、心の底からモトクロスを楽しんでいる空気感が半端ない!!
僕はいつも前半のペースが悪いので、1周目から全開!引かない!気持ちでレースに臨みました。
SATURDAY MX Winter Series
2月1日にグレンヘレンで開催されました!
レース規模は小さかったですが、翌週にグレンヘレンで大きな大会があるとのことでレベルは高かったです。
僕は450Proクラスにエントリー
20分ヒート×2で行われました。
が、初の450でのレースで腕がパンパン、、、
やはり苦手な前半でトップグループに離されてしまい総合8位で、少し不完全燃焼なレースでした。
グレンヘレンのアップダウンをフルで使ったコースでした。
画像右上のセクションは、SUGOの大坂を倍の長さにした坂を、下るイメージ。多分歩いては登れません(笑)
SWAPMOTO RACE SERIES
翌日2月2日にはカヒーラで、あのスワップモト主催のスワップモトレースシリーズに参戦しました!
メイントラックとベットトラックで常にレースが行われるという鬼のスケジュール!
クラスが16個あり、それぞれ2ヒートあるのに、昼の2時にはレースが終わりました(笑)
今回は450proと、openproクラスのダブルエントリー
15分×4ヒート!
初のコンクリートスタートに苦戦しましたが最後はホールショットも獲得!
しかしトップスピード不足と、パッシングに時間がかかってしまいトップには届かず、結果はどちらも総合2位でした。
緊張もあまりなく、実力は出し切れたので大変良い練習になりました!
ホールショット賞も合わせて$130の賞金ゲット!
まさにアメリカンドリーム(笑)
まとめ
15日間の滞在の中で雨もありましたが、グレンヘレン3回、カヒーラ2回、パラ1回の練習が出来ました!
今コラムを書きながら思い返すと、本当に贅沢で、最高な時間だったと痛感します。
本気で楽しんでいる大人から本気で上を目指している子供まで、色々な刺激を受け、沢山アメリカを感じました。
カリフォルニアはモトクロス天国!
素晴らしい経験をさせて頂きました。
協力してくれた全ての人に感謝します。
恩返しは結果で!やるしかない!!
以上、アメリカ修業【練習編】をお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
走行動画
SNSも随時更新しています!
15日間のアメリカ修業を3分に凝縮した、IA河西による走行動画も!