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【メンテナンス】POD K4 K8ニーブレースのリガメント交換

  • 準備編(必要なもの)
  • ニーブレースの状態によって、必要なパーツが変わります。
  • リガメントキットの内容物は
  • 実作業編(取り外し)
  • 状態確認
  • 清掃
  • 実作業(取付)
  • その他のおススメメンテナンス&リプレースメントパーツ

こんにちは。オンラインストア担当鈴木です。

今回はPOD K4 2.0ニーブレースのメンテナンス(リガメント交換)について

たびたびご質問を頂きますので、わかりやすいようにと思い記事にしました。

交換の際にご参照頂ければ幸いです。


すでに使用されている方はご存じだと思いますが、

PODニーブレースの良いところの一つはこの「リガメント」システムで、

ギア式のニーブレースよりも滑らかに動くき、高い強度を両立しています。


リガメント


ベクトラン繊維という鉄の5倍の強度がある繊維を、TPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)という素材でコーティングした

このパーツですが、使用に伴って擦れやへたりが発生するため、定期的な交換が必要です。


PODニーブレースのよいところは交換部品が充実していることで、こういったパーツを交換することで

(新品同様とはいかないものの)リフレッシュすることが可能で、長く使用する事ができます。


なお、POD公式が動画も出しておりますので、こちらも合わせてごらん頂ければより確実な作業が可能です。※英語



準備編(必要なもの)

ドライバーとリガメントキット

※マイナスドライバーは柄の短いものが推奨です。写真のものでは作業性が悪いです。


必要なものは

・リガメントキットまたはヒンジハウジングキット

・ドライバー※柄の短いもの

です。


ニーブレースの状態によって、必要なパーツが変わります。


今回交換作業を行うニーブレースは、

・2020年5月購入

・週1回~2回、おおよそ250時間使用

・これまでにリガメント交換はしていない

という状況です。スタンディングで流して乗る事がおおいからか、かなり長持ちした印象です。

半年程度でダメになる方~数年もつ方など交換周期は人によってさまざまです。

快適な着け心地、機能を維持するのであれば、短い周期で交換する事が理想です。交換をしなくても、定期的にリガメントの外観を確認し、異常(ささくれ、削れなど)が無いか確認してください。

また、使用時間に限らず強い力が加わればリガメントは損傷します。必ず定期的な外観確認を行ってください。
もし転倒した時に、すでに交換時期を過ぎていた場合・・・ニーブレースが用をなさない可能性があります。


ミニモト使用(曲げている角度が強く、シッティングが長い)などへたりが早いイメージです。へたりの早さは人それぞれですので、定期的な確認をしてへたりの早さを把握する事が肝です。
バイク整備と同じで、日常点検が大切です。

また、リガメント取付部(ヒンジハウジングと言います)も擦れによりガタが発生しますので、

こちらも定期的な交換が必要です。

ヒンジハウジングも定期的な交換が必要です。



削れやガタが生じていた場合は「ヒンジハウジングキット」(リガメントとヒンジハウジングのセット)を

KX2.0 ヒンジハウジング

販売価格(税込)¥6,050

K8 2.0ニーブレース用のリペアパーツ。K8アルティメット / K4プレミアム / K1ユースK700 / K300にも使用可能。内容 : 片足分 / 左右共通


リガメントのみの交換でよい場合は「リガメントキット」を選択下さい。

どちらも内容物は片足分ですので、両足分交換する場合は2つ購入が必要です。

KX2.0 リガメントキット

販売価格(税込)¥4,950

K8 2.0ニーブレース用のリペアパーツ。KX2.0ヒンジハウジングに対応するリガメント。内容 : 片足分 / 左右共通


今回の場合はヒンジハウジングの削れは軽微でしたので、リガメントのみの交換にしました。

なお、1足分(リガメント2本交換)で30分程度の所要時間です。動画やコラムを見ながらでも、1時間あれば交換できると思います。


リガメントキットの内容物は

ネジ、工具、リガメント2本が付属

リガメントキットを開封すると、ネジ、工具、リガメント2本が付属しています。

ネジは6角穴ですが、なめやすいので慎重に作業して下さい。


実作業編(取り外し)

ニーブレース裏側のパッドの取り外しの様子

まずはニーブレース裏側のパッドを外してください。この部分はベルクロで貼り付けされています。

ベルクロはヒンジハウジング裏側に両面テープで貼り付けされていますが、誤ってベルクロでなく両面テープを剥がしてしまう場合があります。

少し慎重に作業をしてください。


ベルクロはヒンジハウジング裏側に両面テープで貼り付けされていますが、誤ってベルクロでなく両面テープを剥がしてしまわないように注意が必要

ベルクロを外すとネジが見えますので、この部分をマイナスドライバーで押さえます。

ネジが見えたら内側はマイナスドライバーで抑えて外側は付属の工具を使用しネジを取り外します。

内側のネジを押さえた状態で、外側のネジをリガメントキットに付属の工具で回して取り外してください。


外側のネジを外したあと、内側のネジも取り外します。

表側のネジを取り外した後、裏側も取り外します。



ネジが外れたら、ニーブレースのフレームをヒンジハウジングから取り外し(引き抜き)ます。


ネジが取れたらフレームをヒンジハウジングから引き抜きます。

フレームが外れたら、ヒンジハウジングも引き抜きます。

ヒンジハウジングの中央に穴があり、リガメント(棒状)がその中を通っている構造です。


フレームを外したらヒンジハウジングを引き抜きます。

引き抜きました。上側のネジも下側と同じ要領で取り外します。


状態確認

取り外したパーツの状態を確認しましょう。

取り外しされたリガメントの様子、新品に比べて曲がってしまっています。

左が新品、右が取り外したものです。見てわかる通り、曲がってしまっていますね。

外観はまだ問題無いですが、痛みが進行すると削れ、割れが発生します。中のベクトラン繊維が露出するような状況では交換するまで使用を控えるべきです。

このぐらいのへたり具合になったら、予防として早めに交換しておくのが望ましいです。


新しいリガメントを取り付けしたあと、PODの片方を持った時への字にならないのが正常な状態です。

長く使用したニーブレースはリガメントがへたりますので、ニーブレースを写真のように持ったときに

下側にたれ下がってきます。新品のころの記憶を思い出しながら、このように持ってへたり具合を確かめてみてください。

この写真と同程度かつ外観に問題がなければまだ交換は不要ですが、への字に曲がってしまうようならば確実に交換が必要です。


清掃

写真はありませんが、ヒンジハウジング内やニーブレースのフレームを綺麗に清掃しましょう。

ハウジングに泥の侵入があればリガメントの劣化を早めてしまいますので、

せっかくの新品リガメントが長持ちするように、各部綺麗に清掃することをおすすめします。


実作業(取付)

取り外しと逆の順番で取付していきます。

リガメントを取り付け、上側のみネジを取り付けます。

リガメント上側取付


ハウジングの取り付け

ヒンジハウジング取付


リガメントの下側を取り付けネジを締めます。

下側取付


パッドの取り付け

パッド取付


すべて取り付けした状態

完成!


POD ニーブレースは定期的なメンテナンスを行う事で長く使用することができます。

また、リガメントがきれかけているような状態では本来の性能を発揮することが出来ません。

高価な装具ですし、身体のためにも機能する状態で維持したいですね。


その他のおススメメンテナンス&リプレースメントパーツ

この他にも、K4/K8ニーブレースシリーズにはリペアパーツが多数設定されています。

長年使用したニーブレースのリフレッシュや、自分に合わせたカスタムが可能です。


例えばリプレースメントストラップは、今使用しているストラップが長すぎる/短すぎる場合に交換すると快適です。

KX2.0/K700/K4/K8/K300用ストラップセット

販売価格(税込)¥5,390

片足分 4本セット


ニーグリッパーに変形が見られる場合は交換しましょう。

KX2.0 ニーグリッパー

販売価格(税込)¥1,100

K8 2.0ニーブレース専用のリペアパーツ。内容 : 片足分

書いた人
オンライン店長鈴木
  • オンライン店長鈴木
  • 趣味が高じてオフロード専門店のダートバイクプラスに転職して6年目。オフロードをメインに、モトコンポからリッターマシンまでこれまでに30台のバイクを所有してきました。好きなトレールバイクはTT250R、現在の愛車はKTM350XC-F。好きなツーリングスポットは十和田湖(青森)、諏訪湖・木崎湖(長野)。

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