バイクの塗装について~プロに頼む?DIY?~
- プロの塗装「パウダーコート」とは?
- 塗装工程1・・・現在の塗装を剥がす。
- 塗装工程2・・・塗装前処理
- サンドブラスト施工
- マスキング処理
- 塗装工程3・・・パウダーコーティング
- 完成!
こんにちは!オンラインストア担当Sです。
最近は90年代モトクロッサーを買ってキレイにするのがマイブームです。
このくらいの年代の車両だと、大抵フレームに錆が浮いていたり、長年の使用で塗装が擦れて剥がれていたりします。
トレール車だと塗装されたハブやフォークアウターは色がハゲてきたりしますね。
メンテナンスでスイングアームやステムを外してグリスアップしたりするなら、
もうひと手間加えてエンジンもおろして、フレームを塗ってしまうのが一番きれいになります!
そんな時の選択肢の一つに、専門スタッフによる塗装サービス(パウダーコート)があります。
プロの塗装「パウダーコート」とは?
塗装といえば、スプレーで液体を吹き付けるもの・・・というのがまず頭に浮かぶと思います。
当店で施工する「パウダーコート」は、水や有機溶剤を含まない、粉状の塗料を使用します。
粉体塗料を帯電させて、塗料を塗装対象に付着させて塗装をします。
厚く、比較的柔軟性のある塗膜のパウダーコートは、その特性からオフロードバイクのフレームやリムのような
砂利や飛び石を受けるような部分の塗装に最適です。
その塗装工程を簡単にご紹介します!
塗装工程1・・・現在の塗装を剥がす。
塗装をするには、まず現在の塗装をすべて綺麗に剥がす必要があります。
取り外したパーツに剥離剤をかけ塗装を剥がしていきます。
大物パーツも施工できるよう、当店では大型の桶を用意しその中で塗装剥がしを行っています。
溶剤はかなり強力で危険ですので、こぼすわけにはいきません。
こんな感じでじわじわと塗装が剥がれてきます。
塗装を剥離剤で剥がし終えたあとは中性洗剤で洗浄、
その後、水分と油分を飛ばすため、釜で190℃程度で「空焼き」をします。
この工程をしっかりとすることで、塗装後のトラブルを未然に防ぎます。
塗装工程2・・・塗装前処理
サンドブラスト施工
サンドブラストを使い、錆の除去、足付け作業をしていきます。
その名の通り細かな砂を吹き付けることで、錆を落とし、塗料の密着をよくするための足付けが素早く可能です。
バイクのフレームがすっぽりと入る機材を導入。
殆どのバイクのフレームが施工可能です。
オフロードバイクのフレームはもちろん、Z1のような旧車から、最新のオンロードバイクまで対応可能です。
マスキング処理
ステムレースの入る部分や、ネジ穴はマスキング。塗装がのらないように全て処理をします。
マスキングの丁寧さで仕上がりに差が出ます。部品同士のはめ合い寸法が厳しい所もマスキングし、組立時に問題が出ないように注意を払います。
塗装工程3・・・パウダーコーティング
専用のエアガンに粉状の塗料を充填し、帯電させた塗料を塗布していきます。
塗布といっても液体ではないので、じっさいには「まぶす」「振りかける」ような作業になります。
溶剤塗装とは全く違う感覚です。
奥まったところにもしっかりと塗料をのせていきます。
全体の塗装が終わりました。
パウダーコートは液体ではないので垂れません。一度の塗装で厚く塗る事ができ、
施工が早く、耐久性のある(厚い)塗装が可能です。
この状態では塗装対象に粉がのっているだけで、触ると簡単に塗装がとれてしまいます。
塗装に触れないよう慎重に窯に入れ、180℃の温度で焼付します。
パウダーコートは、焼き付けをすることで粉状の塗料が液体になり、常温まで冷却されると硬化するのです。
完成!
焼付の終わったフレームがこちら。
新車のようなツヤツヤ・ツルツルのキレイな塗装に生まれ変わりました!
常温まで冷却後、マスキングをはがして作業完了です!
フレームはもちろん、
ヘッドライトガードやスプリング、ホイールも塗装可能です。
鉄・アルミ・ステンレス製パーツであれば施工可能で、フレーム・スプリングは特におススメ。
こんなふうに綺麗になったら、気分はウキウキですね~~~!
長年の雨風でヤレた塗装をリフレッシュ!という需要が多いですが、
新車をそのまま「自分色にしたい!」とご依頼頂く事も。
いろんなパーツに施工できますので、ぜひ施工例や価格表をご一読下さい!
施工例はこちら
価格表はこちらにございます。
https://www.dirtbikeplus.jp/user_data/service_powdercoating
スプリングは一本¥5500から、フレームは¥44000からです!
ご依頼・ご相談お待ちしております!